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広島県 小学校児童に無料で朝食を提供 学力向上を目指して

11月14日、学力向上のため希望する小学生児童全員に無料の朝食を提供するモデル事業が、広島県廿日市市の阿品台東小学校で始まりました。

文部科学省の調査によると、朝食を毎日食べている小学生は年々減少し、朝食を全く食べていない小学生が増加傾向にある。(「朝食を食べない小学生増加 2018年度 文部科学省調査」:詳細は、2018年11月8日付当SN見聞録をご参照下さい)。

2018年度の全国学力調査では、朝食を毎日食べている子どもと全く食べていない子どもでは、正答率に差があり、食習慣の乱れから学ぶ意欲にも影響があると指摘されている。

阿品台東小学校では、パンやシリアルなど調理の不要な朝食を、週1回地域のボランティアが用意し、食材は協力企業(※)が無償で提供する。

広島県では、平成30年度より県内の全ての子供たちが朝食を食べることができる環境を整備し、「確かな学力」と「学力に必要な生活習慣」を身に付けてもらうため、モデル事業に取り組み、効果や課題を検証しながら、全県に取組を広げたい考えです。

また、都道府県主導で行われる無料朝食提供は全国にも例がなく、初の試みだということです。

※朝ごはん推進モデル事業について
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/260/2018breakfast.html