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農林水産省 第3次食育推進基本計画の達成状況を公表 ~朝食欠食率横ばい・若い世代への食育推進が課題~

農林水産省は2015年度から2020年度までの「第3次食育推進基本計画」の数値目標に対する達成状況(2019年度暫定値)をまとめ公表しました。

食育推進基本計画は、5年ごとに作成され、2020年度までの現行「第3次食育推進基本計画」では21の数値目標を掲げている。これから親となる若年層を中心とした食育推進に力を入れるため、20,30代を対象とした数値目標が初めて設定された。

重点課題として、若い世代を中心とした食育の推進、多様な暮らしに対応した食育の推進、健康寿命の延伸につながる食育の推進、食の循環や環境を意識した食育の推進、食文化の継承に向けた食育の推進、が設定されている。

公表された達成状況から「中学校における学校給食実施率」や、「学校給食における地場産物や国産食材を使用する割合」は、改善の傾向が見られる。

一方「朝食を欠食する若い世代の割合」は、目標値15%以下に対し現状値は24.7%、また「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上ほぼ毎日食べている若い世代の割合」も、目標値55%以上に対し現状値は43.2%で目標値とはなお開きがある

 

今回の達成状況を踏まえ農林水産省は、2020年度から始まる「第4次食育推進基本計画」の策定に向けてまとめた論点で、若い世代が規則正しい生活習慣やリズムを身に付ける必要性を強調し、具体的な取組として、SNSによるアプローチや、学校・職場等で朝食やバランスの良い食事を摂ることの環境づくりを挙げました。

「第3次食育推進基本計画」の数値目標に対する達成状況の詳細は、下記農林水産省アドレスより、確認することができます。

■農林水産省 食育基本法・食育推進基本計画等
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kannrennhou.html