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アトピー乳児の卵アレルギー 生後半年から少量食べて発症抑制

平成29年6月16日、日本小児アレルギー学会から、「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」が発表されました。

以下のアドレスから確認することができます。
http://www.jspaci.jp/modules/membership/index.php?page=article&storyid=205

国立成育医療研究センターなどが、平成28年末、卵アレルギーを発症するリスクが高い、アトピー性皮膚炎をもつ乳児が、よく加熱した微量の卵を早くから食べる事で、発症を抑えられるという研究結果を発表した。

それらの研究成果に基づき、日本小児アレルギー学会は、アトピー性皮膚炎を発症している乳児に対し、卵アレルギー発症予防を目的とし、生後六か月から少量の卵を食べることを推奨するとの提言を発表。ただし、家庭で実践する際は、必ず専門医の指導を受けるよう求めている。また、アトピー性皮膚炎のない健康な乳児は、離乳のガイドにそって、普通に食べてよい、ともしている。

「念のため」と根拠なく卵をやめるようなことは、同学会はこれまでも推奨していませんでしたが、今回、エビデンスにもとづいて、より明確に指針が示されました。ご確認ください。