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福岡市 給食の献立をLINEで配信「あんしん給食管理」~ 食物アレルギー情報も個別通知 ~

福岡市は2学期が始まる8月20日から、福岡市立小学校の給食献立や、食物アレルギー原因物資の情報を、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で配信する新たな取組「あんしん給食管理」システムの提供を開始することを発表しました。

福岡市では小学生の3.1%(2019年5月1日時点)が食物アレルギーを持っている。昨年2019年度は、市内の小学校で誤食など11件の食物アレルギー関連の事故が発生した。これまでは、給食献立に含まれる食物アレルギー原因物質の管理は、主に毎月配布される「詳細献立表」の情報で行っていたが、保護者や教職員の確認作業の負担に加え、チェック漏れのリスクも高く、課題となっていた。

「あんしん給食管理」システムは、市立小学校に通う児童の保護者が、事前に小学校名と食物アレルギーを引き起こす原因物質を登録し、受け取りたい時間を設定しておくと、アレルゲンが含まれる献立の日に献立情報とアレルゲン情報が個別に通知される。登録できるアレルゲンは、アレルギー特定原材料等28品目となっている。

また、食物アレルギーがない場合でも、同様に設定すると給食の献立情報を受け取ることができる。

いつでもどこでも簡単に給食献立をLINEで確認できるため、確認作業の負担とチェック漏れのリスク解消を目指す。

「あんしん給食管理」システムは、8月20日に新学期を迎えた福岡市内の小学校145校のうち、休校中や献立が異なる学校を除く143校で提供が開始され、来年2021年3月末まで実施実験を行った上で、本格的な実施について判断するということです。