1. HOME
  2. 知る・学ぶ
  3. SN見聞録
  4. 植物由来原料100%使用ペットボトルの開発に成功 サントリーホールディングス

印刷する

植物由来原料100%使用ペットボトルの開発に成功 サントリーホールディングス

サントリーホールディングスは、米国バイオ化学ベンチャー企業・アネロテック社(※)と進めてきた、植物由来原料100%使用のペットボトルの開発に成功し試作品が完成したことを、12月3日発表しました。

サントリーホールディングスは、2012年からアネロテック社と植物由来原料のペットボトルの共同開発を始め、2013年からは「サントリー天然水」で、ペットボトル原料の30%を構成する「モノエチレングリコール」を植物由来原料だけでつくったペットボトルを導入している。

残りの70%を構成する「テレフタル酸」のもととなる「パラキシレン」を植物由来素材で生成するのは容易ではなかったが、今回、熱分解と触媒反応により、ウッドチップから生成できる技術の開発に成功した。

サントリーホールディングス株式会社 2021年12月3日付ニュースリリースより

 

食べられない植物素材だけを使ったペットボトルは世界初で、サントリーホールディングスは、2030年までにすべてのペットボトルをリサイクル素材、あるいは植物由来素材にすることを達成すべく、今後植物由来原料100%使用ペットボトルの早期の実用化を目指しているということです。

 

※アネロテック社(Anellotech Inc.):2008年創業。米国ニューヨーク州パールリバーに本社・研究開発機能をもつバイオ化学ベンチャー企業。