2019.04.15
神奈川県箱根町 小中学生対象の「こども宅食サービス」を学校給食のない長期休みに開始!
神奈川県箱根町は、2019年度から学校給食のない長期休業期間、食事を十分に取ることのできない子ども達を支援するために、子ども達の見守りも兼ねて、希望者の自宅にお弁当を配達する「こども宅食サービス」を開始します。
箱根町内には民間団体を含めて「子ども食堂」がなく、町が開設を検討していましたが、山間部で町の面積が広く地域も分かれていることなどから、「子ども食堂」を開設する場所が難しく課題となっていました。
「こども宅食サービス」は、幼児から中学生までの子どもがいる家庭で、昼食を作る保護者が不在の世帯を対象とする。また費用は、低所得のひとり親世帯や、親が病気などで食事を十分に提供できない世帯と、箱根町が判断した場合、無料となる。それ以外の世帯でも、町が配達手数料を負担し、650円の弁当代のみで「こども宅食サービス」を利用することができる。
事前に住所などを登録した希望者の自宅に、箱根町から委託を受けた配食業者が、お弁当を配達する。子ども達の見守りも兼ねているため、お弁当は手渡しで行う。配食業者が異変を感じた場合は、町に連絡し、箱根町職員が家庭訪問を実施する。
「こども宅食サービス」は、2019年度は、土日・祝日と年末年始を除き、夏休み29日間・冬休み5日間・春休み8日間の計42日間の実施を予定している。
箱根町は50人の利用を見込んで、2019年度当初予算として46万円を計上しています。2019年4月以降、箱根町のホームページなどを通して「こども宅食サービス」を周知し、2019年度の夏休みから「こども宅食サービス」事業の開始を予定しているということです。
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