2018.03.05
給食費値上げ検討が相次ぐ中、高松市が新年度から値上げ実施を発表
高松市教育委員会は食材価格の高騰を受け、平成30年4月から市内の幼稚園と小中学校の給食費を、値上げすることを決めました。
学校給食の費用は、人件費や施設整備費は市が負担し、保護者は食材分を負担します。このため、食材価格の上昇は給食の献立に直接影響を与えます。
香川県高松市では昨年、台風や長雨などの影響で生鮮食品が高騰しました。食材費を抑えるために、食材を見直したり、デザートを省くことによって対応してきましたが、今の給食費のままでは、子ども達に必要な栄養を提供できないとし、新年度から値上げすることを決めました。
高松市では現在、11園の幼稚園・48校の小学校・23校の中学校、合わせて82校園に、1食あたり幼稚園は226円・小学校低学年は236円・小学校中学年は252円・小学校高学年は267円・中学校は288円の給食費で給食を提供している。
平成30年4月からの1食あたりの給食費は、幼稚園が13円値上げの239円・小学校低学年が13円値上げの249円・小学校中学年が14円値上げの266円・小学校高学年が15円値上げの282円・中学校が16円値上げの304円。
高松市の給食費値上げは消費税率の引き上げを除けば、平成21年度以来、9年ぶりとなる。
高松市教育委員会は、値上げにより給食に使用できる食材の幅が広がり、子ども達に必要な栄養を提供できるとしています。
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2018年1月22日付 SN見聞録
「小学校給食費 月額600円値上げ検討 横浜市 本年9月から」
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2017年12月27日付 SN見聞録
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