1. HOME
  2. 知る・学ぶ
  3. SN見聞録
  4. 地場産物を活かした我が校の自慢料理!第13回全国学校給食甲子園

印刷する

地場産物を活かした我が校の自慢料理!第13回全国学校給食甲子園~正しい日本の学校給食・食育を広めるために~

2018年12月9日(日)、特定非営利活動法人21世紀構想研究会主催による第13回全国学校給食甲子園決勝大会が、女子栄養大学駒込キャンパスで開催されました。

昨年度に引き続き、決勝大会前日の12月8日(土)に、学校現場での食育授業のプレゼンテーション「食育授業コンテスト」が行われ、翌日9日(日)の決勝大会では、全国1701校・施設の中から4次にわたる審査を経て選ばれた全国6ブロックの代表12校・施設の選手が、1時間という限られた時間の中で「地場産物を活かした我が校の自慢料理」をテーマに特色ある給食を調理しました。

決勝大会熱戦の結果は以下の通りです。

1.概要

1)大会期日: 平成30年12月8日(土)~9日(日)
2)出場校 : 北海道・東北/関東/甲信越・北陸/中部・近畿/中国・四国/九州・沖縄の6ブロックの代表12校・施設
3)会場 : 女子栄養大学駒込キャンパス
4)出場選手: 学校給食を調理している学校および学校給食センターに勤務する栄養教諭、学校栄養職員、調理員
5)主催 : 特定非営利活動法人21世紀構想研究会

2.審査結果(以下敬称略)

1)優勝(久原本家グループ本社賞)
中部・近畿ブロック代表 兵庫県 養父市学校給食センター
栄養教諭 井口留美/調理員 村橋純一

2)準優勝(家族の笑顔 株式会社日本一賞)
北海道・東北ブロック代表 福島県 いわき市立勿来学校給食共同調理場
学校栄養職員 水口公美/調理員 稲村のり子

3)キッコーマン食育特別賞(学校栄養士の個人賞 食育コンテストで最も優れた食育授業)
甲信越・北陸ブロック代表 長野県 長谷学校給食共同調理場
栄養教諭 原真理子

【食育授業コンテストの様子】

4)調理員特別賞(中野麗子賞)~最も優れた調理技術を発揮した調理員の個人賞
北海道・東北ブロック代表 福島県 いわき市立勿来学校給食共同調理場
調理員 稲村のり子

5)特定非営利活動法人21世紀構想研究会特別賞
甲信越・北陸ブロック代表 福井県 春江坂井学校給食センター
栄養教諭 越桐由紀子/調理員 田元幸代

6)女子栄養大学特別賞
関東ブロック代表 神奈川県 横須賀市立池上小学校
学校栄養職員 加藤勝大/調理員 溝垣恵美子

7)子ども審査員特別賞~子どもたちが楽しく喜んで食べたい給食~
中国・四国ブロック代表 岡山県 岡山県立岡山支援学校
栄養教諭 花房千帆/調理員 岩木尚美

8)優秀賞(藤江(ふじのゑ)賞)~優れたペアワークで調理~
中部・近畿ブロック代表 岐阜県 岐阜中央中学校給食共同調理場
栄養教諭 加藤弘子/調理員 中田悠

9)優秀賞(船昌賞)~特にうまく地場の食材を活用~
甲信越・北陸ブロック代表 長野県 長谷学校給食共同調理場
栄養教諭 原真理子/調理員 柿木美幸

10)優秀賞(三井製糖賞)~特に味のバランスに優れていた~
関東ブロック代表 東京都 日野市立日野第一小学校
学校栄養職員 瀬川久美子/調理員 金丸健二

11)優秀賞(武蔵エンジニアリング賞)~特に有効に調理器具を活用~
九州・沖縄ブロック代表 熊本県 八代市東陽学校給食センター
栄養教諭 松田英津子/調理員 黒川知尋

12)優秀賞(東洋食品賞)~食育授業にうまく活かした献立~
中国・四国ブロック代表 徳島県 吉野川市学校給食センター
栄養教諭 柴垣直子/調理員 石原晴美

13)優秀賞~優秀な献立と認定~
北海道・東北ブロック代表 岩手県 奥州市立水沢南小学校
栄養教諭 小野寺真由美/調理員 小原紅美

14)優秀賞~優秀な献立と認定~
九州・沖縄ブロック代表 佐賀県 嬉野学校給食センター
学校栄養職員 尾形有紀/調理員 貞松敬子

詳細は、下記公式ホームーページよりご確認頂けます。
https://kyusyoku-kosien.net/2018final_report/

3.講評と閉会あいさつ

審査副委員長 公益社団法人全国学校栄養士協議会会長 長島 美保子氏

「本大会は、文部科学省の食育基準、学校給食実施基準に基づいていることを第一とし、地場産物を活用し、食育や食文化の継承に尽力していることについて書類審査することから始まります。第2次審査を経て、第3次審査では24チーム、第4次審査では、決勝戦を戦う12チームまで絞られます。4次の審査を勝ち進んできたチームの決勝戦は、地場産物がたくさん使用され、届けてくださった生産者の思いや地域の食文化もしっかり伝えられていました。そして、いつもより狭い場所での調理でしたが、よく頑張っていただきました。

今回は大会運営のデジタル化を進めて、WEBで申し込みを募り、大会エントリーもWEBのみとしたことで、職場のパソコン環境などの影響もあるためか、応募数が少し落ち込みましたが、来年以降は盛り返すものと思っています。」

主催者 特定非営利活動法人21世紀構想研究会 理事長 馬場 錬成氏

「学校給食甲子園は2005年に制定された、食育基本法、栄養教諭制度の制定を受けて、正しい学校給食と食育というものを、国民の皆さまにご理解いただくために創設した大会です。従って、単なる学校給食のコンテストではございません。

今年もその理念を受けて、第2回食育ワークショップを開きました。栄養教諭、学校栄養職員、調理員の皆さまの優れた調理技術を発揮する場を作り、相互に学習しました。来年は第2回の食育シンポジウムを開いて広く食育を国民の人々に知ってもらう大会を開催する予定です。

この大会が第13回を迎えるに当たり、様々な方のご協力をいただきました。ご理解いただいている企業・団体のご支援、また保護者、生産者、給食関係者、教育関係者の方々からも、多大なご支援をいただき、ありがとうございました。」

写真提供:全国学校給食甲子園