株式会社 ＳＮ食品研究所

老朽化のため新築移転を進めていた滋賀県大津市の給食センター「東部学校給食共同調理場」が完成し、2019年12月24日にオープニングセレモニーが行われました。

新しい給食センター「東部学校給食共同調理場」は、敷地面積1万2365平方メートルの鉄骨2階建て、1日あたり1万7000食の調理が可能で1棟の給食調理場としては、日本最大級の規模となる。

この給食センターでは、調理方法の異なる食材が接触しない仕組みとなっており、雑菌などの繁殖を抑える衛生面を考慮した仕組みとなっている。

大津市は「東部学校給食共同調理場」の建設や運営・維持管理を、一体で民間企業に委託する「PFI方式」（※）で進めており、建設費に15年間の運営経費なども合わせ、総事業費はおよそ160億円としている。

現在、大津市の市立中学校の給食提供先は、校内に調理場のある2校のみだが、「東部学校給食共同調理場」の完成に伴い、2020年1月9日の3学期から他の2箇所の給食センターと合わせて、大津市内すべての市立中学校18校で学校給食の提供が始まります。

※PFI方式とは、プライベート・ファイナンス・イニシアチブ(民間資本主導)の略。 民間のノウハウによって無駄なコストが省かれ、質の高い公共サービスが提供できるとされる。 病院やゴミ処理場などの公共施設の建設・維持管理・運営に導入されることが多く、自治体は民間事業者に事業費を支払い、市民は利用料を負担する仕組み。あくまで地方公共団体が発注者となり、公共事業として行うものであり、 JR や NTT のような民営化とは異なる。

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