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「2019年 牛乳乳製品に関する食生活動向調査(1次調査)」Jミルク発表~若い世代の飲用・利用頻度が減少傾向~

2019年12月26日、Jミルクより「2019年 牛乳乳製品に関する食生活動向調査(1次調査)」が発表されました。2019年10月25日~31日の7日間、15~79歳の男女1万500人を対象に、インターネットを活用してアンケート調査が実施されました。

Jミルクでは「①牛乳乳製品の価値向上を推進するための基本情報を得ること」、「②普及関連事業の効果検証の基礎とすること」を目的に、2012年度から継続して実施されています。以下に一部をご紹介します。

「牛乳類の飲用・利用頻度」の結果では、
1.購入頻度の低下とも連動し、飲用(利用)頻度は、全般昨年度よりも低下した。
2.牛乳類の飲用頻度では、昨年2018年「週1日以上」が、68.4%だったが、2019年は62.8%と5.6%も減少した。なかでも「毎日飲む」が、2018年は32.8%で2019年は29.9%と2.9%も減少した。
3.性別年代別では男性の飲用減少が顕著で、30歳代以上の男性で「毎日」飲用する人が減少した。
・30~49歳男性: 2018年/26.5 2019年/23.0 ▲3.5%
・50~64歳男性: 2018年/35.0 2019年/29.7 ▲5.3%
・65~79歳男性: 2018年/49.0 2019年/44.9 ▲4.1%
また、20歳代以下の女性で、「週に1回以上飲用する人」が減少したことで、逆に「週に1度も飲まない」割合が増加したことが考えられる。
・15~19歳女性: 2018年/77.2 2019年/58.1 ▲19.1%
・20~29歳女性: 2018年/67.8 2019年/55.0 ▲12.8%

「牛乳類の購入頻度と購入量」の結果では、
1.複数回以上の購入が顕著に減少し、「週2回以上」の購入が2018年は40.9%だったのに対し、2019年は33.7%と7.2%減少した。
2.1回当たりの購入量は、大きな変化はなかった。

今回の調査結果から、若い世代の牛乳飲む頻度の減少が、全体の牛乳飲用と購入頻度の減少につながっていると言えます。

調査結果の詳細は、以下Jミルクのアドレスから確認することができます。
https://www.j-milk.jp/report/trends/h4ogb40000002rwv.html

※関連記事
2019年1月22日付 SN見聞録
『「2018年 牛乳乳製品に関する食生活動向調査(1次調査)」Jミルク発表~飲用・利用頻度が上昇傾向 栄養価値が後押し~ 』
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/13052

2018年8月20日付 SN見聞録
『「2017年 牛乳乳製品に関する食生活動向調査」Jミルク発表~年齢が上がるほど牛乳を飲む頻度が高い~ 』
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/13020