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全国の学校給食用牛乳 プラスチック製ストロー廃止への取組広がる

給食用牛乳パックの容量は、一般的に180~250ミリリットルで、市販の1リットルや500ミリリットルと比べ小さく、開口部が狭く指で開けにくいため、ほぼすべてストロー付となっています。

しかし、プラスチックによる海洋汚染が世界的に深刻になるなか、プラスチック製ストローなしでも飲みやすい牛乳容器が、全国の小中学校の給食で広がっています。

●高知県の取組

高知県内における学校給食用牛乳の約3分の2を供給するひまわり乳業が、業界で初めて、小型牛乳・乳飲料・乳酸菌飲料などの容器に、日本製紙株式会社が開発した開封しやすくストローがなくても直接飲める紙バックを採用したことで、2021年1月から同県内の学校給食用牛乳の3分の2がストローレスになっている。

●北九州の取組

北九州市内では、牛乳の容器が瓶から紙パックに変わった1974年以降、プラスチック製ストローが使われている。紙製ストローへの変更も検討したが、コストが割高となるため、日本製紙株式会社が開発した開封しやすくストローがなくても直接飲める牛乳パックを利用することとした。

2021年10月から一部の学校で試験的に導入し、検証を経て来年2022年4月から全校でスタートする予定。

学校では牛乳のストローを廃止することで、プラスチックごみの削減につながり環境意識を深める機会にもなっているということです。

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2020年度7月29日付 SN見聞録
よつ葉乳業 学校給食の牛乳 紙製ストローへ切り替え
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/13202