2024.03.19
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」案 検討会が取りまとめ
健康に過ごすために、食事から取るべきエネルギーや栄養素の摂取量の基準を定めた「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の案について、厚生労働省は2024年3月6日開かれた検討会で取りまとめました。
「日本人の食事摂取基準」は、国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を厚生労働省がまとめ、5年ごとに改定さています。
案では、1日に必要なエネルギー量は、身体活動レベルがふつうの人の場合で、男性は18歳から64歳では2600~2750キロカロリー、女性は18歳から64歳では1950~2050キロカロリーを摂取することを目安としている。
また食物繊維については、最新の研究で多く摂取するほど、がんや糖尿病などの生活習慣病の発症率が低くなることが明らかになっていることから、成人の「理想的な摂取量」を、これまでよりも1グラム高い1日25グラムに設定した。
このほか、食塩については、摂取量が増えると高血圧のリスクが高まるとして、成人は1日に男性で7.5グラム、女性で6.5グラム未満の摂取を目標量としている。
詳細は、厚生労働省の以下アドレスから確認できます。
■「第1回『日本人の食事摂取基準(2025年版)』策定検討会資料」
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_34171.html
■「日本人の食事摂取基準」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html