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新潟県新発田市 学校給食でアレルギー事故 調理員の確認不足が原因

新潟県新発田市は、6月28日、市内にある学校給食北共同調理場から提供したアスパラチキンドリアソースについて、アレルゲンを除去しないものが提供されたことにより、複数の学校でアレルギー症状を発症した児童が確認されたと発表しました。

6月28日の午後1時前、小学校から新発田市教育委員会に「アレルギー症状が出ている児童がいる」と連絡があった。その後、別の小学校からもアレルギー症状を訴える連絡がきたことから、新発田市教育委員会が調査を実施した。

調査した結果、北共同調理場から提供されていた給食のルウが、アレルギー用冷蔵庫に保管されていたアレルゲン除去用のルウではなく、別の食品庫に入っていたルウを使用し提供していたことが分かった。

北共同調理場が給食を提供している小学校は4校あり、小麦・乳の除去対象者は4校に10人いる。欠席していた1人を除き、9人が給食を食べ、この内の3人が病院に救急搬送された。1人は喉の痛みや吐き気があり入院し、2人は腹痛や口のまわりのかゆみなど症状は軽いものの、2人とも念のため1日入院した。

新発田市教育委員会は、調理員の確認不足が原因であったとして「より一層安心安全の給食提供につとめる」としています。