2024.10.08
「もやし」生産者が激減 学校給食から「もやし」が消える
安定した低い価格から、学校給食には欠かせない食材の「もやし」ですが、生産者の数が激減し、学校現場では、給食献立の食材変更などの対応に追われています。
福岡市の教育委員会では、先月9月、市内で唯一、学校給食にもやしを納入している業者から「廃業する」と突然の連絡を受け、給食献立の「甘酢あえ」の「もやし」を削除し、にんじんを追加、はるさめを増量する対応を、保護者あてに連絡した。
ここ20年で「もやし」の原料である緑豆の値段が4倍に高騰したのに対し、「もやし」の販売価格は下がり続けていることから、「もやし」生産者の数が激減している。
福岡市教育委員会 給食運営課 野原健課長は、「もやしは栄養価が高く、値段も安く、給食には欠かせない食材と考えているので、非常に困っております」と話しています。