2025.03.04
山梨県富士吉田市立小・中学校発生の集団ビワアレルギー 調査結果を公表
2024年6月、山梨県富士吉田市立小・中学校の学校給食で提供されたビワを食べた264人が、のどや目の不調といったアレルギー症状を発症しました。
2025年2月23日、山梨大学の教授らが、市内の小・中学校に通う児童生徒の保護者2,360人へアンケート調査を依頼し、得た回答を基に分析・解析した結果を公表しました。
調査結果によると、ブナ目であるシラカンバ・ハンノキ・ブナ・コナラなどの花粉に含まれるアレルゲンに対し、アレルギー反応を起こす花粉症の生徒が、構成するたんぱく質が似たバラ科のビワによって口腔アレルギー症状が発症した。
また、ブナ目に対して花粉症症状をもつ児童生徒らは、そうでない児童生徒らに比べて約2倍、ビワによるアレルギー症状を起こしやすかったことも明らかになった。
この調査結果を受け、山梨大学の教授らは、口腔アレルギーがある児童生徒達は一度、医療機関を受診するよう呼びかけたということです。