2026.04.21
長崎の高校生による「マイクロトマト」の探求活動がホンジュラスの子どもの栄養改善に貢献
長崎県立長崎東高等学校の生徒による「マイクロトマト」に着目した探究活動が、中央アメリカ・ホンジュラスの子ども達の栄養改善につながりました。
同校の内村さんは、小学5年生のときに植物の種に関心を持ち、大好物であるトマトの種を調べたことをきっかけに、トマトの研究を続けてきた。
マイクロトマトは、ミニトマトや大玉トマトに比べてビタミンCやβカロテンを多く含むとされるほか、省スペースで栽培できる利点がある。
さらに内村さんは、水やりの量や根が伸びる範囲を制限しても、果実の大きさや皮の硬さに影響がないことを明らかにし、高温下や狭い環境でも安定した生産が可能であると分析した。
貧困率の高いホンジュラスでは、ビタミンなどの栄養不足により発育が遅れている子どもがいることを知った内村さんは、国際協力機構(JICA)の活動を通じて現地滞在経験のある人から話を聞くなどし、食生活やトマトの自生状況について調べた。
その後、現地で学校菜園を運営し、野菜を給食に活用している日本のNPO法人にメールで協力を呼びかけた。その結果、ホンジュラスにも在来のマイクロトマトがあることが分かり、学校菜園で栽培して給食に活用されることになった。
内村さんは「ホンジュラスだけでなく、中南米のほかの国々にもマイクロトマトを広げ、子どもたちの栄養改善につなげたい」と話しています。