株式会社 ＳＮ食品研究所

この赤い木の芽（目）のようなものは、何でしょうか?

実はアカヒトデに寄生する寄生貝アカヒトデヤドリニナです。 このニナはヒトデの体液を吸って生きています。写真のように、ヒトデの腕がコブのように膨れていますが、でもアカヒトデは平気でこの寄生貝ニナと暮らしています。

この寄生貝とヒトデの関係は科学的に解明されているのかどうかは、専門家にまかせるとして、「現代の病ともいわれているアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の一因は、寄生虫を殆ど駆除してしまったことにもある」との説は、すでに当見聞録2005年3月18日、2009年3月30日分でも掲載済みで、各方面からかなり反響がありました。
このヒトデの中のニナについては、興味深い自然界の共存共生の例として、超清潔人間社会による健康阻害現象と比較しながら、掲載された読売新聞の当該記事を下記より、ご一読いただけば、一層興味深いものがある筈です。 見方によれば、現代の行き過ぎた衛生管理の価値観が、このニナの目から笑われているような気もしてきます。