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平成28年「国民健康・栄養調査」厚生労働省より公表~学校給食の牛乳提供が、成長期の子ども達のカルシウム摂取量に貢献~

2017年9月21日、厚生労働省から平成28年「国民健康・栄養調査」の結果が公表されました。

平成28年調査は、平成24年以降2回目となる拡大調査が行われ、毎年実施している基本項目に加えて、糖尿病有病者の推計人数、体格や生活習慣に関する地域格差も公表されています。

下記のアドレスから確認することができます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html

以下にその結果の一部をご紹介します。

調査時期は、平成28年10月~11月中、調査対象世帯数は24,187世帯、栄養摂取状況調査の世帯状況に回答した10,745世帯を調査実施世帯数としている。

この調査は、健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量および生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康増進を図るための基礎資料を得るために、毎年実施されている。

調査結果によると、1人1日当たりエネルギー摂取量は1,865kcalで、昨年と比べると、1.3%の減少となった。

カルシウム摂取量の1人1日当たりの平均値は502mgで、昨年と比べると、2.9%の減少となった。カルシウム摂取量で、最も大きな比重を占めるのは牛乳乳製品で、乳類摂取量の1人1日当たりの平均値は、131.8gと前年並みだった。

年代別のカルシウム摂取量をみると、7~14歳が唯一600mg代の646mgと最も多く、7~14歳の乳類の摂取量も306.2gと他の年代よりも最も多い。

この結果から、学校給食では、ほぼ毎日牛乳や乳製品が提供されているため、学校給食を食べている成長期の子ども達は、カルシウムの摂取量が多いと考えられます。