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容器の再利用・回収 「脱プラスチック」で各社連携 P&Gやロッテ

世界で環境保護のため、石油由来のプラスチックを使用しない「脱プラスチック」の動きが広がる中、米プロテクター・アンド・ギャンブル(P&G)日本法人や、英蘭ユニリーバの日本法人、ロッテ、キリンホールディングスなどの食品・日用品大手各社が、ガラスや金属製など再利用・回収できる容器の採用に動き出しました。

P&G日本法人など各社は、アメリカのリサイクル業界グローバル企業であるテラサイクルが運営する「Loop」(ループ)と呼ばれるサービスを利用する。

「Loop」(ループ)の仕組みは、消費者や店舗が専用サイトから商品を注文すると、金属製やガラス製容器に入った食品や日用品などの商品が届く。使い終わった容器は、配達員が回収し洗浄して再利用する。昔ながらの牛乳瓶の配達に似た仕組みで、利用者は容器代相当の預かり金を支払う必要があるが、解約すれば戻ってくる。

2020年夏から東京都内の5,000世帯で、専用容器に入れた飲食料品や日用品を個人宅などに届ける試験運用が始まる。各社プラスチック製以外の容器を使用し、廃プラスチック自体を出さない活動で連携をする。狙いはプラスチックごみの削減だ。

世界で「脱プラスチック」の動きが広がる中、日本各社でも植物性容器を採用し、各社横断で連携する「脱プラスチック」容器の再利用に踏み出しました。消費者自身の意識改革も求められています。

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2019年7月10日付 SN見聞録
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2019年6月12日付 SN見聞録
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