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学校給食の牛乳 体調不良や食品ロス配慮で 飲用停止手続きを緩和する自治体が増加

多くの小学校・中学校の学校給食で、毎日提供されている牛乳ですが、アレルギー診断書が無くても学乳を飲用しないことを認める教育委員会や、牛乳が苦手などの様々な理由で、児童生徒が残した牛乳の食品ロス軽減に向け、学乳の飲用停止手続きを緩和する自治体が増加しています。

1.東京都多摩市

長年、牛乳アレルギーのある児童生徒に対して、医師の診断書提出により学乳を飲まないことを認めていた。

2023年秋からは、診断の出ない体調不良や特別な事情についても学乳の飲用停止を認めている。

学乳を飲まない場合は、学校に「停止届」を出すことが必要で、理由として①食物アレルギー、②宗教など特定の摂取制限、③乳糖不耐症・腹痛などの体調不良、④その他 から選択する仕組み。

■東京都多摩市
「学校給食における飲用牛乳の対応について」
https://www.city.tama.lg.jp/kosodate/1008019/1008035/1008120/1008123/1012241.html

2.福岡県福津市

学乳を飲まないのに牛乳代を払い、さらに廃棄されることへの保護者の不満がきっかけで、市民からの請願があり、2025年度から医師の診断書が無くても、学乳の飲用停止と、牛乳代金の免除を認めている。

■福津市教育委員会
「学校給食における飲用牛乳を停止する場合の手続きについて」
https://www.city-fukutsu.ed.jp/tsuyazaki-j/_resources/content/1272/20250213-081529.pdf

3.鹿児島県志布志市

2026年の春から、学乳の飲用停止基準緩和を予定しているが、育ち盛りの小中学生が 牛乳を飲まない影響は小さいとは言えず、志布志学校給食センターは、「牛乳の効能」や 「乳牛の一生を伝える」動画を作り、小中学生向けに配信している。

■志布志市立学校給食センター
「飲用牛乳の対応について」
https://www.city.shibushi.lg.jp/site/kyushoku/32043.html

学乳の飲用停止手続きが緩和する自治体の増加を受け、学校給食の献立を考える栄養士からは「牛乳なしでどうやって必要な栄養を満たせばよいのか」と不安の声が出ています。

また、米や原材料の高騰で給食費が逼迫している中、1本70円ほどの牛乳を削り他の食材にあてるため、学乳を月2日ほど学校給食メニューからはずす自治体が散見しているということです。

※関連記事
2025年12月22日付 SN見聞録
福岡市教育委員会 学校給食で牛乳を月1・2回お茶などに切り替える方針へ
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/13431