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「『早寝早起き朝ごはん』の効果に関する調査研究報告書」早寝早起き朝ごはん全国協議会より公表

「早寝早起き朝ごはん」全国協議会は、2018年(平成 30 年)に「『早寝早起き朝ごはん』の効果に関する調査研究会」(委員長:明石要一)を設立しました。その目的は、子供の頃の「早寝早起き朝ごはん」といった規則正しい生活習慣や様々な体験と、大人になった現在の資質・能力等との関係を明らかにすることで、子供の頃の基本的生活習慣の確立の大切さを示す基礎資料を得ることとしています。そしてこの程、その調査・分析を行い、2021年4月26日に調査結果を発表いたしました。以下に一部をご紹介します。

1.調査研究方法

(1)調査対象
全国の 18 ~ 65 歳(学生・社会人)の男女 5,000 人
(2)調査期間
平成 30(2018)年 11 月 22 日(木)~ 30 日(金)8 日間
(3)調査方法
ウェブアンケート調査
(4)調査内容
①子供の頃(小学校3~4学年の頃)の体験や生活習慣
・小学生の頃の体験(自然体験、動植物とのかかわり、友達との遊び、地域活動、家族行事、家事手伝い、放課後・休日の体験)
・基本的生活習慣(睡眠習慣、食習慣、朝の活動など)
・体験等の質(遊びっぷり、付き合いっぷり、食べっぷり)
・家庭での状況(親のしつけ、親とのかかわり、家族との愛情・絆、家庭の経済状況)
②大人になった現在の資質・能力や生活状況
・体験を通して得られる資質・能力(自尊感情、共生感、意欲・関心、規範意識、人間関係能力、職業意識、文化的作法・教養、へこたれない力)
・生活習慣(睡眠習慣、食習慣、運動習慣)
・仕事や家庭などでの状況(身体的・精神的健康、仕事、家庭、朝の活動、ボランティア活動)
・子供へのしつけ

2.結果の概要

【結果1】
子供の頃「早寝早起き朝ごはん」という規則正しい生活を送っていた人ほど、大人になった現在の資質・能力が高い傾向がみられる。また、年代別にみると、年代が若いほど相関関係が強かった。
【結果2】
子供の頃朝の活動(朝活)をよく行っていた人ほど、大人になった現在の資質・能力が高い傾向がみられる。また、年代別にみると、30代以下の方が40代以上より相関関係が強く、特に20代以下の朝活をよく行っていた人は資質・能力の高い割合が多かった。
【結果3】
子供の頃自然体験や動植物とのかかわりなどの体験活動をよく行っていた人ほど、大人になった現在の資質・能力が高い傾向がみられる。特に20代以下については、資質・能力の高い割合が多かった。
【結果4】
子供の頃の体験活動の質(遊びっぷり、付き合いっぷり、食べっぷり)が高かった人ほど、大人になった現在の資質・能力が高い傾向がみられる。
【結果5】
子供の頃「早寝早起き朝ごはん」という規則正しい生活を送っていた人ほど、家庭の経済状況に関わらず、大人になった現在の資質・能力が高い傾向がみられる。また、親から生活習慣に関するしつけを受けていた人ほど、家庭の経済状況に関わらず、大人になった現在の資質・能力が高い傾向がみられた。
【結果6】
子供の頃「早寝早起き朝ごはん」という規則正しい生活を送っていて、体験活動をよく行っていた人ほど、家庭の経済状況に関わらず、大人になった現在の資質・能力が高い傾向がみられる。

調査結果の詳細は、「早寝早起き朝ごはん」全国協議会以下のアドレスから確認することができます。
https://www.niye.go.jp/about/report_list/75660867960875c94b892620210427093636.html