1. HOME
  2. 知る・学ぶ
  3. SN見聞録
  4. 仙台市立小中学校 学校給食 「栄養不足」 ほぼ解消

印刷する

仙台市立小中学校 学校給食 「栄養不足」 ほぼ解消

仙台市教育委員会は3月15日、「2021年11月に市立小中学校で提供した給食の主な栄養素9項目を調べた結果、小学校は全項目・中学校は7項目で栄養充足率が100%に達した」と発表しました。

仙台市では2018年10月調査で、仙台市立小中学校で提供されている給食の1食当たりの栄養量が、国が定める学校給食摂取基準に達していなかった問題を踏まえて、栄養不足を解消するため2020年4月から学校給食費を小学校は1食につき45円、中学校は55円引き上げた。また、鉄分入りのヨーグルトなど栄養強化食品の使用についても初めて認めた。

しかし、2020年6月に市立小中学校で提供した給食を調査した結果、栄養充足率100%未満の項目は大きく減ったが、小学校は鉄・ビタミンB1・食物繊維の3項目、中学校はカルシウム・鉄・ビタミンB1・食物繊維の4項目が学校給食摂取基準に達していなかった。

この結果を受け、2021年度は食物繊維の不足分を補うため、麦ごはんの麦の割合を8%から10%に増やし、鉄やカルシウムが豊富な肉団子の使用を推奨、更に、カレー風味のレバー入りメンチカツを献立に加え、鉄などが不足しがちな栄養素を満たす工夫を凝らした。

その結果、小学校は2020年に不足した鉄・ビタミンB1・食物繊維の3項目すべて2021年は充足に転じ、中学校は鉄・ビタミンB1が充足。カルシウム・食物繊維は100に達しなかったものの、それぞれ5ポイント、3ポイント上昇した。

2020年4月の学校給食費を引き上げた後も、新型コロナウイルスの影響などで栄養充足率が大きく改善せず、栄養不足が続いていた反省を踏まえて、2021年度はオンラインによる情報交換を増やし、献立を研究する機会を見直した。

学校給食運営審議会の目黒会長から、「栄養士が連携して取り組んだ成果の表れ。学校給食は児童生徒の成長を促す貴重な機会であり、今後も改善を進めてほしい。」と報告があったということです。