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全国酪農業協同組合連合会 都立高校に牛乳の自動販売機設置 実証実験を開始

全国酪農業協同組合連合会(以降 全酪連)は、2024年10月28日から東京都葛飾区の都立農業高等学校に、牛乳の自動販売機を設置する実証実験を開始しました。

小学校・中学校では学校給食を通して、牛乳が広く飲まれているものの、高等学校では学校給食の提供がなくなるため、牛乳の飲用習慣が薄れ、飲む機会が大幅に減少してしまう。

そこで全酪連は、独立行政法人 農業産業振興機構の「牛乳需要基盤確保事業」を活用し、成長期に当たる高校生に対し、①牛乳を通じて健康増進を図ること、②酪農現場への理解醸成や牛乳の消費拡大につなげる目的で、自動販売機設置を試みた。

購買状況はすべてデータ化され、男女別の購買傾向や、日ごと・時間ごとの購入実績が分かるなど、リアルタイムに詳細なデータを収集でき、商品を効率的に入れ替えることができる。

自動販売機には、びん牛乳や紙パック牛乳をはじめ、コーヒー牛乳などの乳飲料やヨーグルト、プロテイン飲料などもラインナップしている。

全酪連によると、自動販売機はまだ設置して数日だが、生徒の反応は上々で、コーヒー牛乳が特に人気なほか、「びん牛乳は珍しい」と飲んでいる生徒もいるそうだ。

牛乳の自動販売機は、牛乳・乳製品の消費拡大や価値訴求、新たな利用場面の拡大、販路拡大などを目的に、来年2025年3月まで設置するということです。

この試みが、「生涯に亘って牛乳・乳製品を摂取する習慣の定着に繋がること」に、期待しています。