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「うずらの卵」消費落ち込む中 生産業者が経営立て直しに向け奮闘

2024年2月に、学校給食で提供された「うずらの卵」を喉に詰まらせ小学生が死亡する事故がありました。

この事故を受けて、多くの自治体が学校給食での「うずらの卵」の使用を見合わせるなどの動きが広がり、また家庭での消費も落ち込んでいます。

静岡県湖西市の生産業者 浜名湖ファームでは、ウズラに乳酸菌や酵母菌といった発酵菌を食べさせることで、腸内環境を良くし、免疫力が強い元気なウズラを育てている。

このウズラが産んだ「うずらの卵」は、濃厚な味わいに加え、豊富な栄養素が含まれていて全国でも好評だ。

浜名湖ファームは、生産量全体の8割を加工メーカーに出荷していたが、2024年2月の事故後メーカーより2割の減産要請と、円安に伴う飼料の高騰の影響を受け、約1万羽のウズラの殺処分を余儀なくされた。

これ以上の殺処分を避けるために、浜名湖ファームでは「うずらの卵」を返礼品とし、クラウドファンディングを実施するなど、経営の立て直しに向け奮闘しています。