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全国の「もやし」生産業者が激減 学校給食にも影響

安定した低い価格から「物価の優等生」と言われてきた「もやし」ですが、生産者の廃業が相次いでいます。

2009年の時点で235社あった「もやし」生産業者は93社まで激減し、影響は学校給食にも広がっています。(詳細は、2024年10月8日付SN見聞録をご参照下さい)

「もやし」の生産者組合によると、中国で緑豆の作付面積が減っていることなどから、「もやし」の価格がこの20年で4倍以上に跳ね上がっている。

佐賀県吉野ヶ里町にある食品メーカー川崎食品では、緑豆の仕入れ価格や電気代、人件費が高騰しているため、この数年間、厳しい経営が続いている。

川崎食品では、中国産の緑豆よりも安価に仕入れができるように、今年2024年10月に社長の川崎氏と、「もやし」生産者組合の方とで、ウズベキスタンの畑を初めて視察するなど「もやし」の生産、を何とか続けていく方法を模索している。

安くて調理がしやすく、様々な料理に重宝される「物価の優等生」である「もやし」は、低価格を売りにしてきただけに、値上がりも簡単ではなく、苦境に立たされています。