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日本の学校給食は完璧な充実度 国連酪農連盟 ローレンス・ライケン事務総長

国連酪農連盟(IDF)の ローレンス・ライケン事務総長は、2024年12月9日から開催された「2024年世界こども童栄養フォーラム」出席のため、来日しました。

Jミルクが主催したメディア懇談会におけるインタビューの中で「国際的に学校給食で提供される牛乳・乳製品の位置づけ」や「日本の学校給食の評価」などについて、答弁しました。

1.「学校給食で提供される牛乳・乳製品の位置づけ」について

・国連酪農連盟は、学校給食の中でも特にミルクに着目しており、9月に国際的な動向を調査した。
・学校給食は国連がその重要性を宣言していて、中でもミルクの重要性は増しており、学校給食の充実は、各国の子ども達の成長をめぐる課題に解決をもたらす。

2.「日本の学校給食をどのように評価しているか」について

・戦後に確率された日本の学校給食の仕組みは、世界の中でも珍しく、「食育」の考え方も注目に値する。
・子ども達に食事を提供する際、その生産・加工に関わる人たちへの感謝を教えることは特徴的。
・全ての子ども達に栄養バランスに優れた食事を提供している点も特筆に値する。その中でも、ミルク(牛乳)が重要な役割を果たしている。栄養面で優れ、成長に欠かせないカルシウムは、1日に必要な摂取量の半分を牛乳で賄える計算となる。

3.「世界の学校給食と比較して、日本が参考にし、取り入れられる事例」について

・国連酪農連盟のホームページでは、多様な国の事例を掲載している。中には学校給食でミルクだけを提供しているケースもある。こうした中で日本の給食のように、教育として完璧な形で実施している事例は見たことがない。
・お皿の上に盛られた食材だけではなく、いわゆる「学び」も併せて、プログラムを構
築している。配膳や片付けを子ども達自らが行うのも極めて珍しい。教育的な視点からもたいへん良い取組だと思う。

国連酪農連盟の取組は下記アドレスより確認することができます。
https://fil-idf.org/