株式会社 ＳＮ食品研究所

文部科学省は、学校給食の無償化を実施する自治体の特徴など、更に分析し、学校給食の経緯や制度面および法制面等を踏まえつつ、「給食無償化」に関する課題を整理し、2024年12月27日付で「『給食無償化』に関する課題の整理について」を公表しました。概要は、以下の通りです。

Ⅰ.学校給食の経緯

Ⅱ.学校給食法の目的と主な施策

(1)学校給食の努力義務（学校給食法第4条） 
(2)給食施設・設備の新設等に対する国庫補助（義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律第12条等）
(3)学校給食実施基準・学校給食衛生管理基準の策定（学校給食法第8条・第9条）
(4)栄養教諭等による食に関する指導の推進（学校給食法第10条）
(5)栄養教諭等の給与費等の国庫負担 （義務教育費国庫負担法、市町村立学校職員給与負担法）
(6)経済的困窮世帯への教育扶助・就学援助 （生活保護法第13条、学校給食法第12条等）
①生活保護の教育扶助
②要保護者への就学援助
③準要保護者への就学援助 
④特別支援教育就学奨励費

Ⅲ.自治体独自の「給食無償化」の実施状況

(1)給食無償化する自治体の特徴
(2)自治体独自の給食無償化の目的
(3)自治体独自の給食無償化に関する目標設定や成果検証・評価の実施状況

Ⅳ.学校給食に関する経費の負担

Ⅴ.給食無償化に関する課題

(1)児童生徒間の公平性の観点
①喫食する児童生徒と喫食しない児童生徒の公平性 
②自治体による学校給食費（食材費）の違い
(2)格差是正策としての妥当性の観点
(3)国と地方の役割分担の観点
(4)効果的な少子化対策の観点

詳細は、下記文部科学省アドレスより確認することができます。
■「給食無償化」に関する課題の整理について
https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/mext_00001.html