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鳥取県境港市 食材高騰を受け 11年ぶりに給食費値上げへ

鳥取県境港市教育委員会は、2025年4月1日以降の給食費について、本運営委員会で議論した結果、学校給食費1食あたりの単価を増額改定することが妥当であると判断し、給食費値上げの方針を打ち出しました。

境港市では、米・キャベツ・肉類などなど、年々上がる食材費に対して、これまで献立などを工夫することでコスト削減を行ってきましたが、2020年ごろから学校給食費だけでは足りなくなり、不足分を市の一般財源から補填していた。

2024年度については、小・中学校の給食1食あたり30円を市が補填していたが、食材の高騰に伴い、小中学校の給食費を「増額改定することが妥当」という境港市学校給食センター運営委員会からの答申を受け、2025年4月から、1食当たりの保護者負担額を小学校は267円から301円、中学校は310円から346円に引き上げる方針を決め、2024年3月の市議会で提案する予定。

境港市教育委員会 山本淳一教育長は、「食材や調味料、また人件費も高騰し、いよいよ値上げを検討せざるを得なくなったという状況がうまれた。『魚食』については、境港が海に面した街であり、おいしい魚がとれるところでもあるので、給食を楽しみにしているたくさんの子ども達のためにも、境港の特徴的な取組は続けていきたい」と、食材費が高騰し厳しい取組の中でも「魚食」の取組を、続けていきたいと話しています。