2025.04.14
青森県立名久井農業高等学校 ・ 石川県立寺井高等学校で学校給食の提供開始!
2025年4月から、高等学校で栄養バランスの取れた温かな学校給食の提供が開始されています。その取組をご紹介します。
1.青森県立名久井農業高等学校の取組
生徒を全国から募集している青森県南部町の名久井農業高等学校では、2025年4月8日から学校給食の提供が始まった。初日の献立はワカメごはん、ハンバーグ、もやしとホウレン草のあえ物、かき玉汁だった。
学校生活充実や入学者増を目指した南部町の独自支援で、青森県立高校での給食提供は三戸高等学校に続いて2校目となる。(詳細は、2023年5月8日SN見聞録をご参照ください)
児童・生徒数の減少により南部町立学校給食センターに余力が出たことから、提供が可能となった。メニューは中学校向けの献立とほぼ同じで量は2割増し。保護者が負担する1食当たりの材料費は350円で、4月は全校生徒123人のうち54人が給食利用を希望した。
2.石川県立寺井高等学校の取組
石川県立寺井高等学校では、2025年4月9日から学校給食の提供が始まった。初日の献立はご飯、野菜サラダ、クラムチャウダーなどだった。
生徒の健康づくりと弁当を用意する保護者の負担軽減、また特色ある試みで、低迷する出願倍率に歯止めをかける狙いもあり、能美市と石川県教育委員会連携の取組だ。志賀高等学校に続いて2校目となる。(詳細は、2018年3月2日SN見聞録をご参照ください)
能美市学校給食センターが市内の小中学校の給食と同様の献立で用意する。費用は1食400円、月約6,000円となる。利用するには事前の申し込みが必要で、1学期は全校生徒267人のうち35%に当たる1〜3年生94人、教職員5人が申し込んだ。
給食を食べた生徒達からは、「温かくておいしいので、これからもずっと食べたい」、「本当においしい。これから毎日、お昼が楽しみになる」と笑顔を見せながら話していたということです。