2025.09.04
長崎県立奈留高等学校、9月から学校給食の提供開始「しま親」の負担軽減
長崎県立奈留高等学校は、9月2日 長崎県内の全日制高校として初めて学校給食が提供されました。
学校給食提供の目的は、小中高一貫教育の魅力向上と、離島留学生の受け入れ先となる「しま親」(※)の負担軽減を図るのが狙い。
長崎県立奈留高等学校の離島留学生は16人で、「しま親」4人と寮「奈留しまなび舎」が受け入れている。「しま親」の高齢化に伴い将来の担い手不足が懸念され、弁当作りの負担軽減が課題となっていた。
長崎県立奈留高等学校の希望を受け、隣接する奈留小学校・中学校の給食センターと長崎県五島市教育委員会が調整し、小中学生と同じ学校給食の献立を給食センターで調理し、提供することになった。
初日の9月2日は、麦ごはん・豆腐団子スープ・アジの南蛮漬けなどで、教職員が給食センターまで取りに行った。高校生は調理室に集まって配膳し、温かい食事をそろって味わった。
長崎県立奈留高等学校の坂本校長は「しま親の負担軽減と受け入れの充実に、結び付いてほしい」と期待を寄せているということです。
※しま親:児童・生徒を受け入れ、家庭でホームステイを行う保護者を指します。しま親は、留学生が安心して生活できるように、衣食住をサポートし、心の健康観察や支援体制を整えています。