2008.12.15
「第59回全国学校給食研究協議大会」雲仙普賢岳の大火砕流から17年、復興成った長崎県島原市で開催!
1991年(平成3年)6月3日に発生した雲仙普賢岳大火砕流で、大きな被害に遭った長崎県島原市「島原復興アリーナ」 において、「第59回全国学校給食研究協議大会」が開催されました。島原市をはじめ地域の熱い想いで見事復興を遂げた当地に、全国から学校給食関係者約 930名の参加があり、2日間にわたって【「生きる力」をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実】を主題とする研究討議が以下の内容で行われました。
【会場から普賢岳を臨む】
【全体会】
●大会日程詳細
【主題】
「生きる力」をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実 ~豊かな心と健やかな体の育成をめざして~
【趣旨】
学校における食育を推進する上で重要な役割を担う学校給食の在り方について研究協議 を行い、併せて学校給食関係者の資質の向上を図る。
【実施期日、場所】
平成20年11月13日(木)~14日(金)、島原復興アリーナ(長崎県島原市)ほか
【主催】
文部科学省・長崎県教育委員会・島原市教育委員会・全国学校給食連合会・ 財団法人長崎県学校給食会
【後援】
長崎県校長会・長崎県高等学校長協会・長崎県特別支援学校長会・長崎県PTA連合会 ・長崎県学校給食共同調理場連絡協議会・長崎県学校栄養士会
【参加者】
教育委員会関係者はじめ学校給食関係者約930名
全体会 11月13日(木)
【文部科学大臣表彰式】
受賞者:32学校、12共同調理場、26名個人、3団体
【文部科学省説明】
演題「学校給食の役割と今後について」
【実践発表】
主題「ひととまちが優しく包む、ごーぎよかばい!!えんちの学校給食」~地域と連携した食育を通して、児童生徒の生きる力の育成をめざす~
【特別講演】
演題「学力・体力・気力の向上は食生活の立て直しから」 ~近年の子どもの生活・健康・体力・学力の調査から見えてくるもの~
【文部科学大臣表彰者 】
分科会(各分分科会研究主題及び研究協議事項) 11月14日(金)
- 学校給食を活用した家庭への食育の普及方策
- 学校給食における地場産物等の活用方策
- 小学校における食に関する指導
- 中学校における食に関する指導
- 食物アレルギーへの対応方策
- おいしく魅力ある学校給食のための調理技術等の向上
- 特別支援学校の学校給食の在り方
- 夜間定時制高等学校の学校給食の在り方
- 衛生管理の在り方
- 安全かつ安心な食材の選定方法
2日間にわたり、復興を遂げた島原の地で、開催の長崎県はじめとし関係者の見事な連携により、全体会・分科会を通じ、主題の~豊かな心と健やかな体の育成をめざして~を機軸とし、充実した内容の実践発表や熱心な討議が行われました。
本年夏に開催された第49回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会につづき、近年の学校給食関連全国大会の内容レベルの向上は目を見張るものがあり、関係する方々の努力の成果を痛感しております。