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『第52回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会』高知県で開催!

高知県高知市で「第52回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会」が栄養教諭・学校栄養職員を中心に、全国から学校給食関係者が参加し、2日間にわたり、『栄養教諭を中核とした学校における食育の推進』~ひろげよう 高知の食育 全国へ~を主題として、研究討議が以下の内容で行われました。

【主題】
『栄養教諭を中核とした学校における食育の推進』 ~ひろげよう 高知の食育 全国へ~

【趣旨】
学校における食育の推進に向けて、児童生徒に対する食に関する指導の在り方や学校給食の充実方策について研究協議し、栄養教諭・学校栄養職員の資質の向上を図る。

【開催日】
平成23年8月18日(木)・8月19日(金

【開催場所】
高知県立県民文化ホール、オレンジホール

【主催】
文部科学省、高知県教育委員会、高知市教育委員会、高知県市町村教育委員会連合会、社団法人全国学校栄養士協議会、財団法人高知県学校給食会

【協賛】
全国学校給食会連合会

 

全大会

【シンポジウム】
主題「活力ある社会を創るために ~栄養教諭に期待される役割~」
●コーディネーター
文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 学校給食調査官 田中 延子
●シンポジスト
厚生労働省生活習慣対策室 栄養・食育指導官 河野 美穂
東京都立広尾病院小児科 部長 原 光彦
大阪市立大学大学院 教授 由田 克士
高知県香南市立野市小学校 栄養教諭 北村 加菜

 

【シンポジストの皆様】

【各シンポジスト発言要旨】

・厚生労働省生活習慣対策室 河野 美穂 栄養・食育指導官
現在、国民の健康課題は「生活習慣病の改善」である。 研究者と、管理栄養士が協同し、科学的根拠と実践から、方法論の開発・検証に取組むべきである。

・東京都立広尾病院小児科 原 光彦 部長
長寿の要因は、栄養状態の改善にある。
日本が長寿国であるのは、学校給食の果たした効果がとても大きいと考えられる。

・大阪市立大学大学院 由田 克士 教授
小学生のメタボリックシンドロームが、増加している。
朝食の摂取と、運動とのかかわりが大きいと考えられる。
食育の取組みだけで無く、運動を取り入れたスポーツ食育に取組むべきである。

・高知県香南市立野市小学校 北村 加菜 栄養教諭
就寝・起床・朝食・排便・徒歩に関して、年に3回調査を実施している。
歩く児童が減少し、朝食も主食のみ、副菜の摂取が減少している。
年々便秘の小中学生が増加しており、早寝・早起き・朝ごはんとのかかわりが深いと考えられる。

【コーディネーターまとめ】

文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 田中 延子学校給食調査官 「活力ある社会を創るために栄養教諭に期待される役割」とは、「情報収集・多職種交流・幸せを育むこと」

 

分科会
①~⑩各分科会と研究主題

【食に関する指導】

①単独校、②共同調理場
研究主題 「学校における食育を推進するためには食に関する指導はどのようにしたらよいか」
③④個別指導(食物アレルギー・肥満痩身傾向のある児童生徒への指導)
研究主題
「児童生徒や保護者に対する個別的な相談指導はどのようにしたらよいか」
⑤⑥特別支援学校(知的障害のある児童生徒への指導・知的障害のない児童生徒への指導)
研究主題
「障害を有する児童生徒の食に関する指導や個別的な相談指導はどのようにしたらよいか」
⑦学校と家庭・地域の連携推進
研究主題
「学校と家庭・地域との連携を深め、学校における食育を推進するためにはどのようにしたらよいか」

【給食管理】

⑧栄養管理
研究主題
「児童生徒の体格及び活動レベル並びに地域の実情等に配慮した栄養管理を行うためにはどのようにしたらよいか」
⑨衛生管理
研究主題
「学校給食の衛生管理を徹底するためにはどのようにしたらよいか」