2012.11.30
『第63回全国学校給食研究協議大会』大分県で開催!
豊かな自然や温泉地としても有名な大分市で、全国から学校給食関係者が参加し、2日間にわたり『「生きる力」をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実~食べることは生きること。食べることは楽しいこと。~』を主題として、研究討議が以下の内容で行われました。
志高湖から望む由布岳
白池地獄
大会概要
【趣旨】 学校における食育を推進する上で重要な役割を担う学校給食の在り方について研究協議を行い、併せて学校給食関係者の質の向上を図る。
【主題】 「生きる力」をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実~食べることは生きること。食べることは楽しいこと。~
【開催日】 平成24年11月15日(木)・11月16日(金)
【開催場所】 大分県大分市 iichiko総合文化センター「グランシアタ」
【主催】 文部科学省、大分県教育委員会、大分市教育委員会、全国学校給食会連合会、公益財団法人大分県学校給食
【後援】 大分県小学校長会、大分県中学校長会、大分県特別支援学校長会、大分県PTA連合会、大分県学校栄養士研究会
2.全大会
1)開催日:平成24年11月15日(木)
2)学校給食文部科学大臣表彰:被表彰者 31学校・6共同調理場・18名個人
3)文部科学省説明
演題「学校給食の役割と食育の推進について」 文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 課長 大路 正浩
4)実践発表
発表題「食に関心を持ち、自ら考え健康を追求していく児童生徒の育成」
~豊後高田市における学校・家庭・地域と連携した取組~
発表者 大分県豊後高田市立臼野小学校 校長 堀 雅臣
大分県豊後高田市立臼野小学校 教諭 都甲 幸子
大分県豊後高田市立真玉中学校 栄養教諭 土谷 政代
5)特別講演
演題 「真の食育とは何か」 講師 東京農業大学名誉教授 小泉 武夫 先生
3.文化会
1)開催日 平成24年11月16日(金)
2)各分科会研究主題
- 第1分科会 学校給食を活用した家庭への食育の普及方策
研究主題:学校給食を活用して家庭に食育を普及するためには、どのようにしたらよいか。 - 第2分科会 学校給食における地場産物等の活用方策
研究主題:学校給食において、地場産物の活用及び米飯給食を促進するためには、どのようにしたらよいか。 - 第3分科会 小学校における食に関する指導
研究主題:生涯を通じて健康な生活を送る基礎を培うための学校における食育の推進は、どのようにしたらよいか。 - 第4分科会 中学校における食に関する指導
研究主題:生涯を通じて健康な生活を送る基礎を培うための学校における食育の推進は、どのようにしたらよいか。 - 第5分科会 児童生徒への個別的な対応指導
研究主題:食物アレルギーや肥満、痩身及びスポーツを行う児童生徒への個別的な対応指導は、どのようにしたらよいか。 - 第6分科会 おいしく魅力ある学校給食のための献立作成や調理技術等の向上
研究主題:児童生徒の実態に基づく栄養管理や調理技術の向上を図り、栄養バランスのよい美味しい給食を提供するためには、どのようにしたらよいか。 - 第7分科会 特別支援学校の学校給食の在り方
研究主題:児童生徒の障害に応じた学校給食を提供するためには、どのようにしたらよいか。 - 第8分科会 衛生管理の在り方、安全かつ安心な食材の選定方法
研究主題:学校給食の施設・設備を改善し、衛生管理を徹底するためには、どのようにしたらよいか。
学校給食に、安全かつ安心な食材を安定的に供給するためには、どのようにしたらよいか。
【大会参加者まとめ】
2日間にわたる全体会・分科会を通じ、日々、思考錯誤し努力されている様々な先生方の立場から、食育の推進と学校給食の充実について実践発表や討議が行われた。子どもたちの健康な体・豊かな人間性を育むためにいかに学校給食が重要であるか、その中で栄養教諭・学校栄養職員の果たす役割が大きいことを再認識させられる有意義な大会であった。