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「減塩献立」給食を小学校で提供 滋賀県草津市の取組ご紹介!

滋賀県草津市では、誰もが生きがいをもち健やかで幸せに暮らせる新しい都市モデルとして「健幸都市」(けんこうとし)づくりに取り組んでいます。

「健幸都市」づくりを進めるうえで、自らが健全な食生活を日々実践し、食育を推進していくため、草津市役所 健康増進課には管理栄養士が所属し、市民の栄養相談や、子ども達が食に興味を持てるような取組を実施しています。

その中のひとつの取組として、草津市では小学校で塩分量を抑えた給食を提供しています。その「減塩献立」の取組例をご紹介します。

2015年から草津市では、全14小学校で塩分量を月平均2.0グラムに抑えた給食を提供している。塩分量が最小の日を「減塩献立」と呼び、毎月実施している。(「減塩社会の実現を目指して」:詳細は、2015年6月16日付当SN見聞録をご参照下さい)(※1)

塩分を控えめにした学校給食を提供することで、子どものころから生活習慣病の予防を意識させている。

野菜をゆでる時などに使う食塩の量を抑え、ショウガ、ニンニクなどの香味野菜を使用し、香辛料、だし汁などで味付けして、薄味になりすぎないよう工夫している。

本年2018年8月1日、文部科学省が定める「児童又は生徒一人一回当たりの学校給食摂取基準」の一部が下記の通り改正(※2)されました。この改正を受け、全国の学校給食において、今後さらに新しい摂取基準を取り入れた献立や取組が推進されることになります。

【2018年8月1日 改正後】
「児童又は生徒一人一回当たりの学校給食摂取基準」

滋賀県草津市の学校給食「減塩献立」にはじまり、日本の素晴らしい学校給食を通して、家庭や社会と組織的に取り組むことで、ゆっくり少しずつ気が付かない間に、日本全体の減塩の取組などがさらに進んでいくことを願っています。

※1:滋賀県草津市「学校給食」について
http://www.city.kusatsu.shiga.jp/kosodate/hoikukyoiku/kyushoku/index.html

(滋賀県草津市ホームページより:http://www.city.kusatsu.shiga.jp/index.html

※2:2018年8月1日 文部科学省「学校給食実施基準」一部改正について
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1407704.htm

※関連記事
2018年8月7日付 SN見聞録
「学校給食実施基準」一部改正施行 文部科学省より通知
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/13017

2015年6月16日付 SN見聞録
減塩社会の実現を目指して
~学校でも減塩給食導入、子どもの頃から生活習慣病の予防を意識~
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/11683