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朝食を食べない小学生増加 2018年度 文部科学省調査

2018年度、文部科学省「全国学力・学習状況調査」の結果から、朝食を毎日食べていない小学生が増えていることが分かりました。

以下のアドレスから詳細を確認できます。
国立教育政策研究所ホームページ 教育課程研究センター「全国学力・学習状況調査」
http://www.nier.go.jp/18chousakekkahoukoku/factsheet/18primary/#link01

2006年 第一次食育推進基本計画策定(※1)から、子どもの朝食欠食についてはゼロにすることを目標に掲げてきた。

しかし、2018年度の調査結果によると、朝食を「毎日食べる」は84.8%、「どちらかといえば食べる」が9.7%、「あまり食べていない」が4.1%、「全く食べていない」が1.4%。15%超える小学生が、朝食を毎日食べる習慣が身に付いていない。

昨年2017年度の調査結果では、朝食を「毎日食べる」は87.0%、「どちらかといえば食べる」が8.4%、「あまり食べていない」が3.7%、「全く食べていない」が0.9%であり、昨年度と比べても朝食を食べない小学生の割合が増加している。

朝食を食べない理由として、「朝食が用意されていない」といった別の調査結果もあり、家庭環境も影響していると考えられます。

農林水産省と文部科学省は、学校での働き掛けに加え、今後さらに家庭を巻き込んだ食育に力を入れるとしています。当SN見聞録2018年11月6日付「朝食を抜くと太る 体内時計の乱れ 名古屋大学解明」からも、朝食を食べない場合より食べた場合のメリットは明らかで、今後も「早寝早起き朝ごはん」(※2)がしっかり根付くことを願っています。

※1:農林水産省「食育基本法・食育推進基本計画等」について
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kannrennhou.html

※2:文部科学省「早寝早起き朝ごはん」国民運動の推進について
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/asagohan/