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東京都内一部の小中学校の給食で「プラスチック製ストロー」の削減に向け、試験運用を開始

東京都は、2019年度中に都内の公立小中学校の給食で使う「プラスチック製ストロー」を削減するために、都内一部の学校で紙パック入り牛乳の「プラスチック製ストロー」を使用しない提供方法を、試験的に運用することを発表しました。

東京都教育委員会が2017年5月に実施した「公立学校の給食に関する調査」によると、都内の約57万人の小学生・約23万人の中学生に、学校給食が提供されている。そのうち、7割以上の小中学校で牛乳を飲用するために「プラスチック製ストロー」が使用されており、都内の公立小中学校では1日に約60万本の「プラスチック製ストロー」を消費しているとされる。

このため今回実施する予定の試験的取組では、都内一部の学校で、紙パック入り牛乳の「プラスチック製ストロー」を付けずに提供し、①児童・生徒達は自分で紙パックから牛乳をコップに入れて飲むように指導する方法、②洗って繰り返し使える「マイストロー」の導入、③紙製ストローなどのプラスチック製の代替品の利用などを実施し、今後の運用を検討する予定としている。

東京都教育委員会は、この取組を環境教育の一環として位置付けるとしています。また、東京都はこの試験運用の結果を踏まえ、対象校の拡大を検討するということです。