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文部科学省「 栄養教諭の配置効果 」に関する調査研究報告書を公表

文部科学省は、「栄養教諭の配置効果」に関する調査研究報告書(令和3年3月) 及び リーフレット「栄養教諭の配置効果を御存知ですか?- 様々な課題に対する相談指導 -」を公表しました。

食に関する指導のうち、個別的な相談指導においては、特に学級担任や家庭だけでは対応が困難な場合も多く、栄養の専門家でもある栄養教諭が中心となって取り組んでいく必要がある。

2005年に栄養教諭制度が始まり、十数年経つ現在でも、栄養教諭の採用自体をしていない自治体のほか、食育の必要性や理解度によって、栄養教諭が食育の指導以外に時間を取られているとの声も挙がっており、役割を果たしづらい環境にあることがあきらかになっている。

そこで文部科学省は、自治体や学校等に、栄養教諭の役割や有用性について理解してもらうことは重要かつ急務とも言えることから、「栄養教諭の配置効果」に関する調査研究報告書を公表した。

本調査研究の目的は、①栄養教諭が中心となって行う個別的な相談指導に係る客観的な成果をできる限り明らかにすること 及び ②左記効果を分かりやすくまとめたリーフレット等を作成することにより栄養教諭の活用及び配置促進につなげることとし、有識者ヒアリングを踏まえて事例を選定し、栄養教諭の配置効果について整理されている。

調査報告書には、12校の事例が掲載されており、栄養教諭が実施した相談指導の内容と手法、相談指導による効果が紹介されている。

詳細は、以下 文部科学省のアドレスから確認できます。
https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/mext_00002.html

※個別的な相談指導 : 授業や学級活動の中など全体での指導では解決できない、個人の健康に関係した個別性の高い課題について改善を促すために実施する指導